騒音の種類
騒音の種類 建物に伝わる音には、個体伝搬音と空気伝搬音があります。一般的には空気中を飛び回る音、空気伝搬音がほとんどで、個体伝搬音は建物の壁・床・天井等の素材やコンクリート等の個体を通して伝わってくる音を指してます。 環境基準法における住宅地の騒音基準としては、昼間で55dB以下、夜間で45dB以下が望ましいとしています。 空気伝搬音 人の声・楽器ピアノの音・風の音・テレビの音等の空気中を漂って耳に聞こえる音をいいます。 空気音を防ぎたい場合は、遮音材や防音サッシ・防音ドア・防音カーテン・防音室で防いだり、隙間をなくしたりして室内に騒音を透過させない事が大切です。 個体伝搬音 お部屋や廊下を歩く振動音が上の階から聞こえたり、物を落としたり、椅子を引いたりする時の個体を通じた音や、お風呂やトイレの排水時に排水管の音、ピアノのペダルを踏む時のコツコツした音も個体を通した振動音になります。 個体伝搬音を防ぐには、設計段階で、建物の構造と響かない素材の吟味をしての施工が必要になります。 図は振動対策の例ですが、浮いた床の方が一般的には、振動抑制に有効です。ポイントは床の振動が壁に影響しない様に、干渉させない設計・振動を低減し分散させる、比較的に柔らかい素材(強度のある事)の選択と配置計画が必要です。 |
簡易防音室の簡単振動対策 |
一般的な防音室の床は、浮き床構造となっていますが、重量があるので、防音室自体での振動抑制には限界があります。ヤマハでもカワイでも、防音室の振動・遮音性能は、完全に音漏れが止まるのでは無く、楽器やピアノの音を低減させるタイプが一般的ですので、用途に合わせた、防音室を選びましょう。 ピアノペダルやチェロ・電子ドラム等の楽器や、階下への振動を気にされる方には、下記の振動対策を参考にして戴ければと思います。 振動対策・Aパターンは、ゴムが個々につながってないので、適度な振動の逃げ道があるので、組立式防音室の振動対策には一番お勧めですが、防音室の床が凹まないように、バランス良く敷き詰める事が必要です。 重みで防音室の床に段差があったり、平行でないと組立出来ないケースもありますので、配置のバランスに気をつけましょう。 床がフローリングですと、直に振動が起きやすいので、畳や厚いカーペットの敷いてあるお部屋は、フローリングよりも振動低減に有効です。 ヤマハでもカワイでも、防音室によって完全に音漏れや振動が止まるのでは無く、音を低減させるタイプが一般的ですので、用途に合わせた、防音室を選びましょう。 |
住宅の防音の性能基準
空気音を主体とした防音性能基準 | |
D値 壁や構造物の防音値・透過損失 |
D-60 聴覚には聞こえない D-50 普通は気にならない D-40 大きな音は聴こえる |
個体伝搬を主体とした階下への影響値 | |
LH値 重量衝撃音 階上で走ったり・飛び回ったりして下に伝わる音 |
LH-40 聴こえない LH-45 少し聴こえる感じがする LH-50 聴こえるが気にならない LH-45 多少気になる LH-45 かなり気になる |
LL値 軽量衝撃音 階上で椅子を引いたり、軽い物を落としたりする音 |
LL-40 聴こえない LL-45 多少気になる程度 LL-50 軽い物を落とすと聴こえる LL-60 歩く音が聴こえる |
■住宅アパート・マンションを借りる場合 上記の防音数値を基に選ぶと、騒音で心配する事も少なくなります。又、隣の部屋とは出来るだけ離れた物件も魅力です。 自分のピアノの部屋が隣の寝室だったり、勉強部屋であったりする事も事前に調査して防ぎましょう。 角部屋や隣との間に距離がある建物も、昼間だけいる会社であったりするのも良いと思います。又、二重サッシやペアガラスの設置・振動の起きないカーペットや床の素材がある所も考慮したいものです。 それから、下見の場合は、昼と夜での音の違いや・時間帯・曜日によっても、音の環境が変わる場合があるので、よく調査しましょう。 ■騒音のトラブルの例としては 大声・上の階や階段の足音・ステレオや楽器の音・洗濯機の騒音・深夜の入浴の音・掃除機の音・大騒ぎの声・パトカー消防車救急車のサイレン音・電車や車・バイクの音・公園の子供の声・ペットの鳴き声・建設工事現場の騒音・工場の機械音・駐車場のエンジン音・学校・幼稚園の子供の声・カラオケの音・ボイラーの排気音等 実に様々な所で騒音は起きています。騒音は起きてからでは遅いので、自分なりに注意して騒音対策を考えましょう。又、コミュニケーションで防げる騒音対策もあるので、近隣との関係も良くしなければならないので、神経を使います。 |
【防音】noise insulation workの基本定義 【騒音】noiseとは、、一般的に、自分にとって好ましくない音・嫌いな音の事を言いますので、個人によって騒音に対して感じる差と言うものがあります。自分では心地よい音であったり騒音と感じなくても、他人がうるさいと感じたら、それはその人にとっては生活の中の嫌な音【環境騒音】ambient noiseとなります。 この様に騒音の場合は多分に感情的・身体的苦痛や悩みが主体なので厄介です。法律的にはある程度騒音に対しての基準が決められてはいますが、その判断は難しいものがあります。 騒音による音の低減の措置等を総合的に具体化したものを【防音】noise insulation としています。 【防音室・防音工事】noise insulation workは建物・住宅・マンション・工場・ピアノ・楽器・その他の音の遮音をより具体化した、低減措置を言います。 ヤマハでもカワイでも、防音室の遮音性能は、完全に音漏れが止まるのでは無く、音を低減させるタイプが一般的ですので、用途に合わせた、防音室を選びましょう。 ◆東京都ショールーム地図 会社ショールーム住所 〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-21-18 第一笠原ビル お問合せ電話 070-5083-9471 会社FAX℡ 03-3971-5539 ◆問い合わせメール silent.sakata@gmail.com bouon@aol.com |
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