防音カーテンの効果と性能評価の知識 騒音対策メーカーサイレントデザイン
防音カーテン お部屋の窓からの侵入音を防ぐ目的の製品で、空気伝搬音の騒音対策に応用できる製品とされています。そして個体より伝わる振動系の個体伝搬音の防止効果を目的とした物ではありません。一般的に振動音には効果が低いと知られています。 この製品をを考える上で、まず音の侵入出来ない隙間を作らない事が一番のポイントです。又、遮音性能を発揮するには、重い素材がポイントになります。軽い素材では効果は発揮されません。音の大きなエネルギー・音圧に負けないどっしりとした素材のカーテンで防ぎます。 防音の場合は 重さ(面密度)と隙間処理=遮音性能とも言えます。 厳密には、透過損失値(音が素材を通り抜ける値)と面密度の関係式での性能計算が可能です。面密度とは、1平米あたりの重さkg・・を言います。 防音の知識を参考に 軽い素材の防音カーテンの場合は、メーカーの宣伝・口コミ評判ほどの効果は低く、単に反響・響きを抑えた吸音性能の効果のみと言えます。 吸音効果だけの目的でしたら、厚手の素材の普通のカーテンに吸音性能があります。下の図ですが、遮音性能60dBの壁に音が吸音されている状態です。吸音も遮音性能に、わずかながら加算されます。 特に高い周波数帯域に多少の吸音効果があるとされています。低い周波数には効果が薄くなります。吸音とは音をコントロールする役目を持っていて、不快な高いキンキンした反響音や雑音の低減のコントロールに効果があり、防音は単に音の大きさを抑える事だけを目的とした処置の事を言います。 下記の図は、遮音性能を保有した壁のイメージです。実際の防音カーテンはここまでの遮音性能はありません。この様に色々な素材には、防音と吸音性能があります。素材が重いほど効果があり、素材が柔らかいほど、音を吸収するので、吸音性能があります。 固いコンクリートには、音の反発・反響がすごく吸音性能はあまりありません。比較的に音を吸いやすい、布・スポンジ等が効果的です。一般的なCURTAINも厚手で表面の凸凹した粗いタイプは吸音に効果があります。 防音の知識を参考に 防音カーテンのメーカーによっては、遮音性能をかなり高く表示しているメーカーも見受けられますが、遮音性能の計算式から判断すると、表示の遮音性能がどこから算出されているのか、効果や遮音性能において評判・口コミで理解に苦しむDATAもありますので、注意と知識が必要です。 例えば30dBの遮音性能の場合は、面密度の計算からも相当な重さとなりますので、防音カーテンを吊るうえで、棒や金具取り付ける壁の強度も必要で注意しなければなりません。実際に購入する場合は、口コミ・評判に惑わされず、カーテン販売メーカー担当者の話を良く聞いてから判断しましょう。 下記の計算式は一般的な遮音性能の計算式ですが、その他に隙間の計算も必要になります。
◆防音計算式 一般的なカーテンは、遮光やプライバシー・風除け・インテリアを目的とした物がほとんどで、風になびく風情が心癒すこととなったりで、お部屋のインテリアの重要なポイントとなっています。 防音カーテンの場合は、重さがあるので、木枠やレールが重さに耐えられるかどうかの判断が必要になります。又、窓だけに対応したものなので、その他の壁・天井・床・換気口・隙間からの侵入音は防ぐ事が出来ません。この様な場所には不向きです。 自分の思っていた効果性能が発揮されなかったと言うご意見も多いのですが、その場合は、窓の遮音性能よりも、その他の壁・換気口・天井等の遮音レベルが低く、そこが基準となり、防音カーテンの以外の所の防音性能の低下もあるからです。音は防音の弱い所に集まろうとする傾向にあります。純粋に窓からの騒音対策の改善と認識する事が大切です。 防音性能を感じる個人差と言う事があります。気にならない、気になるの程度が多分に感情や耳の受音能力によって各自異なります。ショールームなどでよく体験してから選びたいものです。 防音工事の計画 以上でお分かりと思いますが、防音の場合は、部分的な防音カーテン等の遮音対策にはどうしても限界が生じます。 本来の遮音効果を発揮するには、右の図のように、お部屋全体を施す事が防音には欠かせません。 防音工事は防音の効果としては高いのですが、その分比例して、費用も高額になってしまうために、検討が必要になります。 考え方としては、防音カーテンを取り付けたら、次に騒音対策用サッシ・ドア・床・カーペット・壁・天井に遮音材や遮音シートと段階を経て、少しづつ効果を考えて行く事も一つの方法かもしれません。 防音工事の知識 ◆サイレントデザインでは、防音カーテンの製造・販売は扱っていません。 ◆東京都ショールーム地図 会社ショールーム住所 〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-21-18 第一笠原ビル お問合せ電話 070-5083-9471 会社FAX℡ 03-3971-5539 ◆問い合わせメール silent.sakata@gmail.com bouon@aol.com |
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